「サウナに入った日はよく眠れる」と耳にしたことありませんか?
実は、サウナは「睡眠改善」に繋がると言われています。
この記事では、
- サウナに入ると睡眠の質が上がる理由
- 睡眠の質を高めるサウナの入り方
- すぐ始められる「睡眠改善」方法
を紹介します!
- サウナに入ると「睡眠改善」ができると耳にした方
- サウナで睡眠の質を上げたいとお考えの方
- 日頃からぐっすり眠れず困っている方
におすすめの記事です。
サウナ歴7年目の私が、サウナと睡眠の関係をわかりやすく解説します。
今回は、サウナ以外に「睡眠の質」をあげる方法も一緒に紹介します。
ぜひ最後まで読み進めて、一緒に良い眠りをゲットしましょう!
サウナで睡眠の質が上がる理由
まずはサウナで睡眠の質が上がると言われる、5つの理由を解説します。
①体の疲れが改善されるから
立ち仕事や肉体労働、デスクワーク、重い資料を持ちながら外回り…
体を駆使することで、人間の体には「疲労」が蓄積されますよね。
体に疲労が蓄積されると、筋肉がこわばり血流の流れが悪くなります。
つまり、「疲労がたまる=血流が悪くなる」ということ!
血流が悪くなると、「腰痛」や「肩こり」などが起こりやすくなります。
しかしサウナに入ると、これらの肉体疲労の改善が期待できるのです!
なぜなら、サウナに入ると「血流の流れ」がよくなるから。
サウナで筋肉のこわばり・こりが解消し始めると、血流が良くなります。
血流が良くなることで肉体疲労が改善され、体がリラックスし、良い睡眠を得られるというわけです。
②精神的な疲労が改善されるから
精神疲労とは、「脳」の疲れのこと。
脳の疲れは直接的に感じにくいですが、思考をめぐらせることで脳には疲労が蓄積されます。
しかしサウナに入ると、こうした「脳」の疲労も解消できるのです。
なぜなら、サウナに入ることで血流がよくなり、脳に大量の酸素が送り込まれるから。
脳には大量の血管が流れており、正常な血液循環が必要な臓器です。
つまり、血流が良くなることで脳のコンディションが整い、脳がリフレッシュされます。
脳の疲れが改善されリラックス状態が高まることで、睡眠の質をあげることができるのです。
③脳がデジタルデトックスされるから
これは、「精神疲労」と関連する項目ですが、
サウナで睡眠の質が高まるのには、脳が「デジタルデトックス」されるからだと考えています。
日々、私たちは「情報」に囲まれていきていますよね。
TVやInstagram・Twitter・YouTubeなどのSNSなど…。
情報に囲まれすぎると、常に情報が届き脳が休まる暇がありません。
しかし、サウナ室内にはスマホもタブレットも持ち込めません。
(TVなしのサウナがおすすめなのはここに繋がります)
つまり、サウナに入ることで自動的に情報をシャットアウトできるため、
脳のリフレッシュ効果に繋がるのではないでしょうか。
④自律神経がととのうから
サウナに入ると、自律神経がととのい、睡眠の質が向上されると言われています。
自律神経がととのうとは、
・活動的な時に優位になる「交感神経」
・リラックス時に優位になる「副交感神経」
両者のバランスが絶妙になること!
「サウナ→水風呂→休憩」を繰り返すと自律神経が刺激され、
バランスを崩していた交感神経と副交感神経のバランスがととのいます。
バランスを崩していたシーソーが、徐々に「平行関係」へと変化するイメージです!
バランスがととのうと、交感神経と副交感神経への切り替えがスムーズにいくように。
副交感神経は、夜になるにつれて優位になり、体を眠くする働きがあります。
つまり、サウナに入ることで自律神経をととのわせ、
「副交感神経」の働きを高めることで、睡眠の質をアップできる仕組みです。
⑤脳が「すごく疲れた」と勘違いするから
サウナに行くと大量の汗をかきますよね。
汗をかいて少し休憩し、またサウナへ…を繰り返します。
こうして文字に起こすとサウナは「あるもの」と似ています。
そう、「運動」です!
つまり、サウナに入ると、脳が「この体はすごく働いて疲れている」と勘違いします。
体は動かしていなくても、短時間で急激に汗をかくことで、心拍数も上昇するからでしょう。
つまり「すごく疲れたから休もう!」と脳が働きかけることで、体が「深い睡眠」へと入りやすくなるのです。
サウナで睡眠のコツを高めるコツ
サウナで睡眠の質が高まるのには理由がありました。
ここからは、より睡眠の質を高めるサウナの入り方について紹介します!
紹介する2つのポイントを意識すると、より睡眠の質を向上させられますよ!
「睡眠不足が続いて心も体もまいっている…」
そんな方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①「夕方」にサウナに行く
夕方にサウナに入ると睡眠の質をぐっとあげることができます。
なぜかというと、「夕方」はリラックス時に優位になる「副交感神経」に切り替わるタイミングだからです。
人間の体は副交感神経が優位になると、体の内側の体温が下がり(=深部体温)眠くなります。
サウナに入ると、深部体温は一度上昇します。
しかし深部体温は一度上昇すると、そのあとは下がりやすくなります。
つまり、夕方にサウナに入ると夜にかけてスムーズに深部体温が下がるため、
体がリラックスモードに切り替わり、ぐっすりと眠れるというわけです。
睡眠不足解消のためにサウナに行くのであれば、夕方を狙って行くのがおすすめです!
②外気浴でしっかり身体を休める
サウナで睡眠の質を高める鍵は、「外気浴」と言っても過言ではありません。
なぜなら、サウナと水風呂だけでは「交感神経」が優位に働いてしまうからです。
サウナ→水風呂後に十分な休息タイムを設けないと、
体が興奮した状態のまま夜を迎えてしまい、体がリラックスモードへ切り替わりません。
つまり、交感神経から副交感神経の切り替えがうまく行かず、体が眠くなりにくくなります。
睡眠不足の際は、休憩スポットが充実したサウナ施設をチョイスするのがおすすめです。
サウナ以外にも4つ!すぐ始められる「睡眠改善」方法
サウナに入る以外にも、今日から始められる「睡眠改善」方法があります。
ここでは、私自身も実践している4つの方法を紹介します!
①寝る前にブルーライトを浴びるのを避ける
寝る直前までスマホをいじっていませんか?
スマホやタブレットの画面から放出されるブルーライトは、睡眠の質を下げると言われています。
- ブルーライトを浴びると脳が覚醒する
- ブルーライトで「副交感神経」の動きがに鈍くなる
などと言われているからです。
つまり、寝る直前にブルーライトを浴びると身体や脳がリラックスできなくなり、睡眠の質を下げてしまうのです。
②カフェイン摂取を控える
カフェインを摂取すると脳が覚醒しやすくなります。
そのため、寝る前のカフェインは控えるのがベストです。
カフェインの代わりにおすすめしたいのが、
- ホットミルク
- 生姜湯
など、身体を温める飲み物。
身体があたたまるとリラックス効果が期待できます。
いい睡眠の手助けなるはずですよ!
③アロマなどの香りを活用する
香りはリラックス効果を高め、睡眠の質の向上に役に立ちます。
おすすめなのは、アロマオイルです。
アロマオイルをコットン、ティッシュに染み込ませ、枕元に置くだけでも効果抜群です。
他にも、
- 枕元にルームスプレーを振りかける
- アロマペーパーを使用する
など、寝る前にリラックスできる香りを嗅ぐことで、睡眠の質がグッとあがりますよ。
④部屋を暗くする
寝室はあらかじめ暗くしておくと効果的です。
部屋が明るいと、ブルーライトを浴びるのと同様に脳が覚醒してしまうからです。
しかし部屋を暗くしておけば、目から入る情報が少なくなります。
目から入る情報が少ないと、自動的に脳が休まりリラックス状態へ入りやすくなるのです。
睡眠の質を高めるためには、脳に入る情報を少なくすることを意識しましょう。
サウナに入ると健康に近づく!
サウナに入ると「睡眠の質」が上がると言われているのは
- 肉体疲労と精神疲労が改善するから
- 脳のデジタルデトックスできるから
- 自律神経がととのうから
- 脳が「疲れた」と勘違いするから
によるものだと解説しました。
サウナと睡眠には深い関係があります。
もちろんサウナは睡眠改善だけでなく、ストレス解消にも効果的!
つまり、サウナに入れば、心と体がどんどん健康に近づきます。
「良いことづくし」とはこのことですよね。
ぜひ皆さんもサウナで睡眠の質を高め、健康な体づくりを目指しましょう!
参考文献
この記事は、
順天堂大学医学部教授 小林弘幸 著書
『自律神経の名医が教える!サウナのトリセツ』を参考にしました。
サウナと睡眠の関係はもちろん、
サウナがどのように体に影響を与えているのか、分かりやすく解説されています。
サウナ好きの方は絶対に読んで損しません!
気になる方はぜひ一度読んでみてくださいね。
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