「塩サウナ」の正しい入り方や効果をご存知でしょうか。
ドライサウナなどに比べて低温なので、あんまり普段は入らないという人もいるのではないでしょうか。
とりあえず入ってはみるけど、塩サウナの正しい入り方を知らず、なんとなく塩を体に乗せてみる…という人もいますよね。
今回の記事では、塩サウナの効能や正しい入り方、塩サウナに入る時の注意点などを紹介します。
塩サウナとは
今回紹介する塩サウナは、比較的低温かつ高湿のサウナ室に塩が置かれており、その塩を体に塗ることができるというサウナです。スーパー銭湯やスパ施設などにも塩サウナが設置されていることが多いです。
50℃〜60℃くらいに設定されているため、サウナの中では比較的長い時間サウナ室にいることができるのもポイント。逆にいうとなかなかすぐに体が温まりにくいので、塩サウナに入る前は湯船や他のサウナで体を温めておいた方が良いかもしれません。
塩サウナの効能
まず、塩サウナで塩を体に塗ると、塩が水分を吸収しようとする浸透圧の力によって、汗をかきやすくなります。汗が体からたくさん排出されることによって、一緒に老廃物が体から流されるという効果も期待できます。
加えて、熱いサウナ室では交感神経が活発化することによって、アポクリン腺から皮脂膜が分泌されます。新しい皮脂膜を作り出すことによって、お肌のバリア機能が高まり、みずみずしくツヤツヤしたお肌が手に入るのです。
肌がザラついているように感じる場合や、くすみなどが気になる場合は、塩サウナに入ると改善するかもしれませんね。
塩サウナの入り方
塩サウナの効果を高めるためにも、正しい順序で塩サウナを楽しみましょう。
- サウナ室に入る前に湯船で体を温める
- 塩を体に乗せる
- 塩が体に馴染んできたら全身を優しくマッサージする
- シャワーで体の塩と汗を洗い流す
サウナ室に入る前に湯船で体を温める
まずは、サウナに入る前にしっかりと水分補給を行いましょう。脱水症を防ぎ、発汗を促すためにも、麦茶やイオンウォーターなどミネラル入りの飲み物が良いでしょう。
浴室に入ったら体を丁寧に洗い、湯船で体を温めましょう。体についた汚れを落とし、血行を良くして汗を出やすくする効果があります。
十分体が温まったら、湯船を出て体をしっかりと拭きます。体が濡れていると汗が出にくくなるので、なるべく水気を拭き取ってからサウナ室に入りましょう。
塩を体に乗せる
塩サウナに入ったら、椅子などの腰掛ける場所をまず水で流しましょう。腰掛けたらすぐに塩を手に取るのではなく、少し体が温まるのを待ちます。
体がじんわりと温かくなったら、塩を優しく体に乗せていきましょう。このとき大事なのが、すぐに体に塩を擦り込むのではなく、あくまでも乗せるように体に置いていくこと。
塩の粒は荒いので、いきなり皮膚に擦り込んでしまうと肌荒れやかぶれの原因にもなります。体全体に塩を乗せたら、汗が出るまでしばらく待ちます。
塩が体に馴染んできたら全身を優しくマッサージする
汗が出て体に塩が馴染んできたら、体に付着した塩と汗を優しく揉み込んでいきます。まだ塩が溶けきっていない場合は強く体に擦り付けないようにしましょう。
溶けた塩水で体をマッサージするつもりで、全身を撫でていきます。徐々にさらに汗が吹き出してくるので、デトックス効果を感じながらじっくり塩サウナを楽しみます。
シャワーで体の塩と汗を流す
サウナ室の温度にもよりますが、だいたい20分程度経ったら塩が溶けて十分な効果を得られます。
お肌がツルツルになるのを感じたら、しっかりとシャワーで体に残った塩と汗を洗い流します。自分が座っていた場所もきれいに洗い流しておきましょう。
水風呂や冷水シャワーなどで体を引き締めると、塩サウナで開いた毛穴を引き締められます。
塩サウナに入る時の注意点
- 塩で肌を強く擦らない
- 傷口や粘膜に塩がつかないようにする
- 顔に塩を塗らない
市販のソルトスクラブとは違い、塩サウナの塩は体を擦るものではありません。汗を誘発し、溶かしてマッサージするためのものなので、強く体に擦り付けないようにしましょう。
また、ニキビや傷口、湿疹がある場合、塩を塗り込んでしまうと非常に染みてしまいます。皮膚に傷などがある場合は塩を避けるか塩サウナに入らないようにしましょう。
同様の理由で、目や口などに塩が入らないよう、顔に塩を塗るのも避けておいた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、塩サウナの効能や入り方、注意点などを紹介しました。
今までなんとなく塩サウナに入っていたという人は、ぜひ正しい塩サウナの楽しみ方でつツルツル&スベスベお肌を手に入れましょう。
Comments
コメントはまだありません。