「世界一」を集めた記録であるギネス記録。実は、サウナに関するギネス記録もいくつかあることをご存知でしょうか。
今回はサウナに関係するギネス記録やギネスへの挑戦を紹介していきます。
1.長時間サウナに入り続ける記録
1999年から2010年の間、フィンランドでは世界サウナ選手権と呼ばれる大会が開催されていました。この大会は110℃に熱されたサウナに入り、30秒ごとにどんどん熱さが増していくというもの。
その熱さは相当なもので、ほとんどの参加者は5分耐えられるかどうかというほどだったそうです。
この大会では、16分15秒という記録がギネス記録に登録されています。5分がギリギリという超高温サウナならぜひ試してみたい!と思うサウナーもいるのではないでしょうか。
しかし、実はこの大会では2010年に死亡事故が出てしまったことにより、2011年以降は開催されていません。サウナというものがいかに危険かということも思い知らされる悲しい事件です。
サウナは適温で適切な時間楽しむようにしましょう。
2.サウナに入りながら釣りを続ける記録
上記の世界サウナ選手権が中止になって以降、フィンランドではしばらくサウナに関する大会は開かれていませんでした。
しかし、2020年8月にフィンランドのVelluさんが「サウナ+釣り」でギネスに挑戦することになりました。
サウナをしながら釣りをする、というのは私たち日本人にはいまいちピンときませんが、フィンランドには「サウナボート」というものもあり、ボートの床を開くと釣りもできる仕組みになっているのだとか。
この記録でVelluさんが目指したのは、「サウナ入浴時間の長さ」。釣れた魚の数はまったく関係ないというのは面白いですね。実際、この記録でVelluさんが釣れた魚は0匹だったそうです。
気になるサウナ入浴時間は6時間2分5秒。サウナボートということもあり、一般的なサウナよりは低温に保たれているのかもしれませんね。
しかし、このチャレンジの間には、なんと5リットルの水・10本のビール・ソーセージ2本が消費されたとか。さすがフィンランド人!という感じですね。
チャレンジの前後でギネスブックと交渉は重ねたようですが、実際に公式の記録となるかは不明だそうです。
3.一緒にサウナに入る人の国籍数の記録
2019年11月、フィンランドで「Most Nationalities in a Sauna」というチャレンジが行われました。
これは、同時に同じサウナに入る人の国籍数の多さを競うもので、実は2009年からスタートした挑戦だそうです。
最初の記録はヘルシンキのハーガへリア応用科学大学の学生とスタッフで76カ国の人が入ってギネスに登録されたとか。
その後、2010年にはドイツのマキシマレサウナに91カ国の人が集まって記録を更新、さらに2013年には中国の北京で99カ国という記録を達成しました。
以降、6年間は中国がギネス記録を保持している状態でしたが、2019年に最初にギネス記録を保持していたハーガへリア応用科学大学の学生によって再度ギネスへの挑戦が計画されました。
当日は、60℃のサウナに5分入るという条件で101人が参加し、無事成功となりました。
4.浴槽に投入した「ゆず」の数の記録
サウナとは直接関係ないですが…同じ温浴施設の記録として紹介したいのがこちら。
2022年12月22日(木)の冬至の日、横浜市保土ヶ谷区にある天然温泉満天の湯で開催された「第10回みんなでつくるゆず湯」において、一つの浴槽に投入したゆずの個数が4,507個を記録してギネス世界記録に認定されました。
当日のゆず湯に使ったゆずは、満点の湯周辺のゆずの木を持っている方から募って集めたそうで、約1,340kgものゆずが集まったとか。
当日はサウナでも「ゆずロウリュ」が開催されたそうです。爽やかで想像するだけでもととのってしまいそうですね!
ギネスに記録されるためには事前の準備もしっかりと必要で、「ゆずの専門家証人立会いによるゆずの確認」「浴槽へのゆずの投入と記録挑戦のレギュレーション確認」といった段階を踏んで認定されたそうです。
ギネス記録はお風呂に関するものでしたが、満天の湯はサウナにも力を入れている施設で、オートロウリュが設置されたタワーサウナは爽快な汗がどんどんかけます。定期的に熱波のサービスもあるそうなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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