サウナ界隈で耳にすることが増えた「ドラクエ」という言葉についてご存知でしょうか。
「ドラクエ」とは、もちろん有名なゲーム「ドラゴンクエスト」のことを指しますが、サウナでゲームをするわけではありません。
今回の記事では、マナー違反とされるサウナでの「ドラクエ」、「ドラクエ行動」について解説します。
サウナでのドラクエ・ドラクエ行動とは
近年、サウナでの「ドラクエ」、「ドラクエ行動」がマナー違反として言及されるようになりました。
サウナでの「ドラクエ」とは、複数人でサウナにやってきて、常にゾロゾロと行動している様子のことを指します。
サウナ内はもちろん、水風呂や外気浴などどこにいくにも連れ立って行動する様子が、ドラクエのパーティーに似ていることからこう呼ばれるようになりました。
「ドラクエ」は特に若い世代によくみられると言われており、特に1人でサウナを楽しみたいサウナーからは不満の声が上がっています。
ドラクエ行動の何が悪いの?
サウナでのドラクエ行動の何が問題視されているのでしょうか。
大きなポイントは以下の2点です。
- 新型コロナウイルス感染拡大の懸念
- リラックス空間が失われる
新型コロナウイルス感染拡大の懸念
コロナ禍において、マスクをしない状態で近い距離で会話を続けることは、感染リスクを高めてしまいます。
サウナに入りたいけどコロナに感染するのは不安…という人の場合、周りでペチャクチャおしゃべりされると不安を感じることがあるかもしれません。
仮にサウナ施設でクラスターが発生した場合、休業を余儀なくされるかもしれません。
そのために、サウナではなるべく「黙浴」を守り、必要最低限のコミュニケーションに留めておくのが望ましいでしょう。
最近では、「黙浴」や「1人行動」をルールとして掲げるサウナ施設も増えてきました。
こうした施設でルールに従うのはもちろんのこと、ルールとして明記されていなくても、サウナ内ではなるべく喋らずに過ごすというのが徐々にマナーとして浸透しつつあります。
リラックス空間が失われる
サウナは、多くの人がリフレッシュ・リラックスをしにくる場所です。
1日の仕事のご褒美として汗を流しにくるという人や、1人で静かに考え事をしにくるという人もたくさんいます。
そんな中で、大人数でゾロゾロと行動し、近くで会話されるとどうでしょうか。
静かに自分と向き合っている人からすると、他人の会話は非常に邪魔になります。
リラックスできる環境が損なわれるとして、「ドラクエ行動」を嫌う人も多くいます。
団体で行動すると他の人の邪魔になりやすい
サウナ室や水風呂は、どうしてもキャパシティが限られています。
そんな中で5〜6人まとまって行動されると、一気に場所が埋まってしまいます。
大人数が同じローテーションで動いてしまうと、その時間帯は他の人がサウナや外気浴を楽しみづらくなってしまうため、なるべく個別で動く方が良いでしょう。
ドラクエ行動への対策
ドラクエ行動が気になる、苦手という方は、以下のような方法を試してみましょう。
1人利用専用のサウナを利用する
最近は、1人利用専用のサウナや、グループで利用できるプライベートサウナなども増えてきました。
こうしたサウナを利用すれば、ドラクエ行動に悩まされることなく、サウナでリラックスできるでしょう。
「黙浴」や「マスク着用」などについて、サウナ施設側がしっかりと利用のルールを決めて運営されているようなサウナもおすすめです。
一見、ルールがガチガチに決まっていると息苦しい印象を受けるかもしれませんが、そうしたルールの多くはサウナーにとってはごく当たり前のルールが多いです。
自分を含めた利用者全員がルールを徹底することで、むしろ快適に過ごせるでしょう。
耳栓・イヤホンを利用する
音が気になってリラックスできないという場合は、サウナ用の耳栓やイヤホンを検討してみましょう。
サウナ室内に流れるテレビの音が気になる人などにも、耳栓はおすすめです。
ただし、濡れても良い耳栓や防水機能のあるイヤホンでないと、サウナで壊れてしまう可能性もあるため注意しましょう。
利用する時間帯を工夫する
利用する時間帯を工夫するのも一つの手です。
「ドラクエ行動」をするのは若い世代が中心だと言われています。
若い世代が集まってサウナを利用しやすいのは、が学校終わりや仕事終わりの夜の時間帯が特に多いため、この時間帯を外すことでドラクエに遭遇する可能性が下がります。
可能であれば、平日のお昼前後などにサウナに行くと良いでしょう。
また、最近は「朝ウナ」も流行っているように、早朝の時間帯もサウナーに人気があります。
利用者自体は多いものの、複数人での利用はそれほど多くない傾向があるため、早朝を狙うのもおすすめです。
まとめ
ブームが起こると、どうしてもマナーの悪い人が増えてしまいます。
なるべくサウナを気持ちよく利用するために、自分でできる対策も行ってみましょう。
「もしかしたら自分もドラクエやっていたかも…」という方は、これを機に気をつけてみてください。
Comments
コメントはまだありません。