どんなサウナ室もまずは「下段」から座る、ライターのはせがわです。
みなさんはサウナ室に入ったらまず「どこ」に座りますか?
上段?中段?それとも入り口近くの下段?
みなさんそれぞれ「好み」があると思います。
サウナ室は「どこ」に座るのが一番いいのでしょうか?
また、最も熱くなる場所はどこなのでしょうか?
今回は「サウナ室の座る場所」についてお話しようと思います。
上段と下段で「20度」差がある場合も…
サウナ室の中で一番熱い場所、それは上段です。
熱は高いところに集まりやすいため、天井に一番近い上段ということになります。
一方、もっとも温度がゆるやかな場所は、下段です。
「初心者はまず下段へ」と言われるのは、温度がゆるやかで初心者にはぴったりの場所だからです。
上段と下段の温度差は「10度」と言われています。
ちょっとびっくりしますよね!
3段のタワー型サウナの場合、
上段が100度であれば、中段は90度、下段は80度となります。
つまり、3段のタワー型サウナならば、上段と下段で「20度」も温度差があるということです。
サウナ室の中で最も熱いポイントは…?
最も熱い上段の中でも、特に熱いポイントがあります。
それは熱源の正面です。
遠赤外線ストーブを使用したタワー型サウナの場合は、サウナストーブの正面。
つまり、上段の中でもストーブ正面の位置が最も熱いポイントです。
サウナストーンが高く積み上げられた、「ロウリュサウナ」が最近は主流ですよね。
ロウリュサウナの場合は、上段のサウナストーブに一番近い位置が、最も熱いポイントです。
上段の中でも「熱源の位置」で温度差が出ます。
どの位置が一番熱を感じやすいか、座り比べをしてみるのも面白いかもしれませんね。
下段・中段・上段…結局どこに座ったらいい?
◻︎熱さが苦手な方
◻︎じっくりゆっくり温まりたい方
当てはまった方は【下段】に座るのがおすすめです。
下段の中でも【入り口近く】は、外気が入りやすく、温度が低め。
サウナはチャレンジしてみたいけど、どうしても熱いのが苦手…という方はぜひ、入り口近くからスタートしてみてください。
◻︎程よい熱さが好みの方
当てはまった方は【中段】にぜひ座ってみましょう!
下段とは違った熱さを感じられるはずです!
◻︎下段・中段だと物足りないなーと感じる方
◻︎サウナの熱に慣れてきた方
下段・中段では感じられなかった「熱」を感じられるはず。ただし、無理は禁物です。
どうやって座るのがベスト?注意点は?
座り場所が決まったら、座り方やサウナアイテムも工夫してみましょう!
①おすすめの座り方
お気に入りの座り場所が決まったら、「体育座り」や「あぐら」で座るのがおすすめです。
イスに腰かけるように座ると、身体のあたたまり具合にムラができやすいからです。
サウナ室から出た後に、顔はしっかり熱いけど、足の指先はまだそこまでだったな…と感じた経験ありませんか。
それは、顔と足元の温度が違うからです。
上段と下段では10度の差があります。
イスに腰かけるように座ってサウナに入ると、顔と足元に「高低差」が生まれるので、身体のあたたまり具合にムラができてしまうのです。
しかし、体育座りやあぐらの状態であれば、顔と足元に高低差が生まれにくくなります。
身体全体がしっかり温まると、その後の水風呂・外気浴がより気持ちよく感じられるはず。
特に女性は足元が冷えやすいので、体育座りで足先までしっかり温めましょう!
②上段にチャレンジするならサウナハットを用意!
熱は高いところに集まります。
「サウナ室は上段に行くほど熱い」と言われるのはそのためです。
特に日本のサウナは「タワー型」と呼ばれるサウナ室が多く、上段と下段の温度差がはっきりしているのが特徴です。
そのため上段に行けば行くほど、頭に熱がこもりやすくなります。
熱から「のぼせ」や「頭皮や髪」を守ってくれるのが「サウナハット」です。
サウナハットがあるだけで、いつもよりもサウナ室にも長く滞在できるかもしれません!
ぜひサウナハットを被って上段にチャレンジしてみましょう。
おすすめのサウナハットはこちらの記事でも紹介していますので参考にどうぞ!
最初のサウナハットならこれ!女性向けかわいいサウナハット6選
③無理は禁物!
下段から上段へいってみるとよく分かるのですが、熱さの感じ方がまるで違います。
想像をはるかに超える「熱」を感じる場合も。(わたしも何度も経験したことがあります…)
そのため、絶対に無理は禁物です。
上段に座ってみて「きついな」と感じたら、すぐに場所を変えましょう。
一度外に出て十分な休息を取ることも大切です。
サウナの熱は想像しているよりも危険。
無理をすれば、脱水症状などを引き起こしかねません。
決して無理のない範囲で上段へチャレンジしてみてください。
「快適」と思う場所に座るのが一番!
私はサウナ歴7年になりますが、どんなサウナにいってもほとんど上段には座りません。
下段のマイルドな温度でゆっくり身体をあたため、リラックスする時間が好きだからです。
もちろん「アツアツが好き」で上段に座る方もいると思います。
つまり、どこに座るべきなのかは、「自分が心地いい場所」を選べばそれで正解なのです。
ぜひ、自分にあった温度の場所でサウナを楽しんでください!
参考文献
①加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月,70ページ『サウナ室の温度は場所によって違う』
②『サウナ for ビギナーズ 2022』,晋遊舎,2022年1月26日,26ページ『サウナは温度、照明、座る位置で「ととのいやすさ」が変わる!』
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