サウナはおじさんの趣味、と思われていたのはもう昔の話。
最近は、サウナを楽しむ女性もどんどん増えてきました。
サウナに行くのが趣味と公言する女性芸能人やモデルもたくさんいます。
しかし、サウナ女子にとって悩ましいのが毎月の生理やPMS(月経前症候群)。今回は、女性の身体とサウナとの関係について詳しく解説していきます。
生理中はサウナに入ってもいいの?
サウナ大国のフィンランドでは、生理中の女性もサウナに入るのは普通のことだそうです。タオルなどを敷いて汚さないように気をつけつつ、体調が悪くない限りはいつも通りにサウナを楽しむとか。
一方、日本のサウナではどうでしょうか。個人的な見解も踏まえつつ、生理中のサウナ事情について確認していきましょう。
個人差もあるが生理中はサウナを控えるのが無難
結論からいうと、生理中はなるべくサウナを控えた方が良いでしょう。
生理中は、貧血や腹痛、熱っぽさなどの体調不良が起こりやすい時期です。
体調が悪い中で無理してサウナに行くと、いきなり体調が悪化して倒れてしまったりさらに気分が悪くなってしまったりする可能性もあります。こうなってしまってはサウナを楽しむどころではありません。
生理中の1週間前後、特に3〜4日目までは出血が多いこともあるため、体調が良くても控えておいた方が無難です。特に生理の重い人は、急な体調不良にも対処しやすいようなるべく自宅でのんびり過ごすことをおすすめします。
施設や周りの人への配慮も大事
生理中はサウナを控えた方がよい理由としては、施設や周りの人への配慮という点も挙げられます。
生理中は、経血でサウナマットやタオルなど施設の備品を汚してしまう可能性があります。経血でサウナ施設や備品が汚れている状態は、他のお客さんにとってあまり気持ちの良い状態ではないですよね。
また、経血の汚れは落ちにくく、施設にも迷惑がかかります。施設によっては明確に「生理中は入浴禁止」というルールを掲げている施設もあります。
こうした施設では生理中のサウナを控えることはもちろんですし、ルールのない明記がない施設においても、周りの人に配慮することを忘れないようにしましょう。
女性の体に嬉しいサウナのメリット
生理中はなるべくサウナを控えた方が良いですが、生理中以外であればサウナはむしろ女性の体にとって良いこと尽くめです。
冷えが改善される
女性の体にとって冷えは大敵です。冷え性の傾向がある女性は、定期的にサウナに入ることによって冷え性が改善される可能性があります。
サウナに入ると体の中の血流が良くなり、普段温まりにくい指先・足先まで血液が循環しやすくなります。
冬などの寒い時期、エアコンの効いた部屋でも手先足先は冷たいまま…という女性は、ぜひサウナに入ってみてください。
PMSが和らぐ
PMS(月経前症候群)とは、生理前から始まる体調不良やメンタルの不調のことです。無性にイライラしたり、お菓子をドカ食いしたくなったり、むくみに悩まされたりと症状は人によってさまざまです。
このPMSはサウナに入ることで改善される効果が期待できるとのこと。
もちろん個人差はありますが、サウナのリラックス効果によってPMSの症状が落ち着いたという人も少なからずいます。
https://twitter.com/hoshiyuri_sauna/status/1531597232436174849?s=20&t=rhwp244qZJe8MLL4VGXGrQ
むくみが解消される
サウナにはむくみを改善する効果も期待できます。
デスクワークや立ちっぱなしの仕事で常に体のむくみが気になる、という女性は多いはず。サウナで体の中の不要な水分を排出することで、むくみが解消されてスッキリできるかもしれません。
なんとなく体が重い、顔や足などのむくみが気になる、という方はサウナを試してみるのも良いでしょう。
生理中でもサウナに入りたい時の対処法
生理中はサウナを控えた方がいいとは分かっているけど、どうしても今日はサウナに入りたい!というサウナ中毒の方もいるかもしれません。
そんな方は、ぜひ以下の方法を試してみてください。
月経カップを使う
どうしてもサウナに入りたいという時は、月経カップを利用するのも一つの手です。月経カップを使えば経血が漏れる心配がないため、生理中でもサウナを楽しめます。
ただし、月経カップに慣れていない人だと、使い始めはうまく装着できずに漏れてしまうリスクもあります。
使い始めのうちはサウナを控えて様子を見つつ、問題なく使えることを確認してからサウナを利用するようにしましょう。
https://twitter.com/hitomi_toyosawa/status/1527302408069861377?s=20&t=rhwp244qZJe8MLL4VGXGrQ
お風呂でサウナ気分を味わう
生理中はサウナ施設に行くのを諦めて、自宅のお風呂でとことん楽しむのも一つの方法です。
例えば、熱めに設定したお風呂と水シャワーを繰り返す温冷交代浴でも、サウナと水風呂と似たようなリラックス効果を得られます。お気に入りの入浴剤やアロマキャンドルなどで香りを楽しむのもありですね。
自宅のお風呂なので、汚してしまったらどうしようという心配がないため、かえってリラックスできるかもしれません。
プライベートサウナや巻き布を使えるサウナ施設に行く
1人で利用できるプライベートサウナであれば、生理中でもサウナに入りやすいですね。
ただし、サウナ内のベンチや床、水風呂などを汚してしまわないように気をつけましょう。場合によっては水風呂はやめてシャワーのみにしておくといった配慮も大事です。
また、サウナ施設によってはポンチョや巻き布を着用してサウナを楽しむことも可能です。こうした施設では、生理中であっても座面にタオルを敷いたり下着・水着を着用したりすることで問題なくサウナに入れるでしょう。
https://twitter.com/SaunaLab_JP/status/1565538556788936704?s=20&t=rhwp244qZJe8MLL4VGXGrQ
まとめ
サウナー女子にとって気になる生理やPMS。生理中のサウナは思わぬ体調不良や施設に迷惑をかけてしまう可能性もあるため、慎重に判断しましょう。
ただし、サウナそのものは女性の体にとって良いことばかりです。自分の体とうまく付き合いながら、サウナを楽しみましょう。
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