サウナーの間では、水風呂はサウナに欠かせない存在と言われています。
「水風呂を制するものは、サウナを制する」と言われることも。
今回は「水風呂」にフォーカスを当て、水風呂のまつわる疑問を解消していきます。
- 水風呂の標準温度は?
- 体が喜ぶ水風呂は何度?
- どの施設の水風呂がおすすめ?
などなど。
また、「水風呂が苦手」という方のために、水風呂に楽に入るコツも合わせて紹介します!
ぜひ最後までご覧ください。
水風呂温度は施設によって違う!
一言で「水風呂」と言っても、施設によって水風呂の設定温度は異なります。
つまり、どの施設に足を運ぶかで水風呂も異なるということ。
同じ環境のサウナがないように、水風呂も施設独自の味が出ているというわけですね。
しかしながら、ある程度「標準」と言われる温度設定が存在します。
ぜひ水風呂に入る際は、温度計で水温をチェックしましょう!
ここからは、水風呂の「温度」について解説します。
水風呂は「17~18度」が標準と言われている
水風呂の標準と言われているのは、17~18度です。
つまり、この温度設定の施設は「標準の水温」だと認定できます。
これよりも高い温度であれば、ぬるめの水風呂。
これよりも低ければ、サウナーの大好物!「キンキンの水風呂」。
標準の温度設定がわかると、サウナ施設に行く前の基準になって便利です。
有名サウナ施設の水風呂は16度が多い?
実は、水風呂は16~17度が最適な温度だと言われています。
なぜなら、16度以下の水風呂は「心地良さ」よりも「痛み」を感じやすくなるから。
つまり、16度〜17度の水風呂は人間が「心地いい」と感じられる最低温度ということです。
有名サウナ施設の「水風呂温度」に注目してみると…
- MADMAXボタンで有名な 熊本の「湯らっくす」
- ドラマ「サ道」にも登場した 佐賀の「らかんの湯」
- ケロサウナが楽しめる 舞浜の「ユーラシア」
- 関東1深い水風呂が楽しめる 川崎の「朝日湯源泉ゆいる」
水風呂の設定が「16度」なんです!!
(※サウナイキタイ のデータを参考にしています)
水風呂を17~18度にする施設が多い中、
16度に設定するのはギリギリを攻めているサウナ施設と言えますよね!
施設によって水風呂の温度設定が違うのは、
サウナーのニーズや「心地いい」と思える感覚を日々研究しているからかもしれません。
水風呂にスムーズに入るコツ
「サウナは好きだけど水風呂は苦手…」
サウナ好きの方でも、水風呂が苦手という方は多いのではないでしょうか?
実は、私自身も水風呂は苦手です…!
しかし、少しコツを覚えるとスムーズに入れるようになります。
ここでは、3つのコツを紹介します。
①しっかりサウナで温まる
もっとも大切なのは、サウナでしっかり温めること。
体が温まりきっていないと、水風呂に入っても心地よさ感じられません。
②深呼吸しながら入る
水風呂に入る際、息を止めていませんか?
大きく息を吸い、吐きながら入水するだけで、冷たさを和らげてくれるのでおすすめです!
私はこれを実践するようになってから、水風呂にスムーズに入れるようになりました!
③なるべくゆっくり入り、動かない
「羽衣」(はごろも)という言葉知っていますか?
水風呂の中でしばらく動かずにいると、体の表面に膜のようなものが発生します。
これが「羽衣」です。
羽衣が発生すると、不思議と水風呂が冷たく感じません。
羽衣を発生させるには、サウナでしっかり温まることが大切!
そして、水風呂にはゆっくり入り、30秒ほど動かないのがポイントです。
羽衣をまとった水風呂は格別ですよー!
ぜひ味わってほしいです…!
こちらの記事でも水風呂に入るコツをご紹介しているので、気になる方はあわせてチェックしてみてくださいね。
そもそも水風呂にはどんな効果が期待できる?
水風呂が苦手な人にしてみれば、
「水風呂って絶対入らないといけないの?」
と、水風呂に入るべき理由が知りたいと思う方も多いでしょう。
そこでここでは、水風呂に入ることで期待できる「効能」を紹介します。
①ととのい効果を高めてくれる
サウナの後に水風呂に入るのは、単に体を冷やすためではありません。
水風呂は、「ととのう」効果を高めてくれるものです!
なぜなら、水風呂に入ることで体に急激な変化を与えることができるから。
サウナで体で温まると、血管が「拡張」します。
その後水風呂に入ると、血管は急激に「収縮」します。
血管で「拡張→収縮」が繰り返されると、血流の流れが一気に良くなります。
体内でめまぐるしい変化が起こっている中、外気浴で体を休息させることで、
体が徐々に「通常モード」へと切り替わり、「ととのい」の世界へ導かれるというわけです。
つまり、「サウナ→外気浴」だけで似たような感覚を味わうことはできますが、
急激に体を冷やせる水風呂をプラスすることで、「ととのい」への道が近くなるという訳ですね。
②自律神経をととえる
活動的な時に優位になる「交感神経」。
リラックス時に優位になる「副交感神経」。
2つのバランスが崩れると、体にさまざまな不調が起こります。
これが「自律神経が乱れる」と言われる状態です。
しかし、サウナ後に水風呂に入ることで、乱れがちな自律神経のバランスをととのえることができます。
サウナの「熱」と、水風呂の「冷却」の温度差で、
自律神経に適度な刺激を与えることができるからです。
サウナ→水風呂→外気浴に入ると、交感神経と副交感神経は以下のように優位になります。
副交感神経(サウナ入りたて)→交感神経(サウナ出る時)→交感神経(水風呂)→副交感神経(外気浴)
つまり、サウナと水風呂で急激、かつ強制的に自律神経を大きく動かし、休憩を加えることで
自律神経のバランスがととのい、体の不調も改善します。
「サウナ行く」と聞くと、「サウナ室に入る」と思われがちですが、
「サウナに行く」はイコール「サウナ→水風呂→外気浴」を指す言葉。
水風呂は体のコンディションをととのえるための、大切な鍵を握っている存在と言えるでしょう。
水風呂が有名な施設5選!
水風呂にフォーカスを当てたら、「水風呂に入りたくなってきた」という方もいるはず!
そこでここからは、「水風呂が有名」なサウナ施設を5つ紹介します。
ヨコハマ・ユーランド鶴見の「グルシン水風呂」
神奈川県川崎にある「ヨコハマ・ユーランド鶴見」。
年季の入った味のあるこの施設では「グルシン水風呂」が堪能できます!
グルシンとは「水風呂の温度が1桁」なことを指す言葉です。
「ユーランド鶴見の水風呂はとにかく冷たい!」とサウナーの間ではかなり有名です。
私も一度体験したことがありますが、かなり冷たくて衝撃を受けました!!
かるまるの「サンダートルネード」
池袋にある男性専用サウナ施設「かるまる」。
かるまるは、2019年にオープンした比較的新しい施設。
オープン前から「水風呂が4つもある」とサウナーの間では話題になっていました。
一番強烈なのが「サンダートルネード水風呂」!
超低温の水温とジェット水流が相まって、落雷に打たれたような衝撃を味わえます!
刺激を求めている方はぜひ足を運んでみてください!
ウェルビー栄の「アイスサウナ」
本場のフィンランドをイメージして作られた、名古屋「ウェルビー栄」のアイスサウナ!
サウナの本場フィンランドには、「水風呂」というものが存在しません。
フィンランドでは、サウナ後「湖」に入水し、体を冷やします。
ウェルビーのアイスサウナは、そんな本場フィンランドの湖と外気をイメージして作られました。
水温は氷点下、外気は-25度を超える場合も!
サウナの本場を体感したい方におすすめです。
サウナの聖地しきじの「飲める水風呂」
「しきじ」の水風呂は、天然の湧き水を使用しており、
水風呂に入りながら、天然水をゴクゴク飲むことができるんです…!
水道水とは違った、なめらかでやわらか〜い水質もかなり特徴的!
入るだけで水質の違いにびっくりするはず!!
しかも、天然水は上から垂れ流し。
頭から贅沢に水をかぶれるので、抜群の爽快感を味わえますよ。
錦糸町ニューウィング「泳げる潜れる水風呂」
水風呂のもっとも適した入り方は「浮遊」と言われますが、
なかなか潜ったり、浮いたりできる水風呂はありませんよね。
しかし、錦糸町にある「スパ&カプセル ニューウィング」では「浮遊水風呂」が可能です。
(男性専用サウナ施設です)
二ューウイングでは、2種類の水風呂が楽しめます。
ひとつは、18度前後の「水風呂」。
ふたつめは、16度前後の「冷水ミニプール」。
この「冷水ミニプール」は、潜ったり泳いだりOKの水風呂なんです!
「一度でいいから水風呂で泳いでみたい」と思っている方はぜひ足を運んでください。
水風呂は「ととのい」を高めるカギ!
水風呂の温度や、入り方、おすすめ施設を紹介しました。
水風呂は、ととのい効果を高めてくれる存在であることから、
『水風呂を制するものは、サウナを制する』と言われているのでしょう。
ただし、「水風呂は必ず入らなくてはいけない」という訳ではありません。
一番大切なのは、自分なりに「気持ちいいな」と感じられる入り方を見つけること!
人によって、心地いい感覚は異なります。
キンキンの水風呂がいいと感じる方もいれば、少しぬるめの水風呂が好みの方も。
ぜひ自分なりに水風呂と向き合ってみてください。
きっと、自分好みの水風呂を出会うチャンスが巡ってくるはずですよ!
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