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サウナでよく聞く「ととのう」とはどんな意味?サウナ用語を解説

約9分
サウナでよく聞く「ととのう」とはどんな意味?サウナ用語を解説

サウナへよく行く人がたびたび使う、「ととのう」という言葉。
普段の生活ではなかなか聞かないため、馴染みのないサウナ用語の一つです。

「ととのう」という言葉の意味を知らなくても、サウナは利用できます。
ですが、せっかくならサウナ用語「ととのう」の意味を知って、より楽しくサウナを利用したいところ。

そこで、今回はサウナ用語の「ととのう」とはどんな意味の言葉なのか、わかりやすく解説します。

「ととのう」サウナの入り方も一緒にご紹介しますので、ぜひご自身でもチャレンジしてみてくださいね。

「ととのう」とは一種の“ハイ”状態

「ととのう」とは一種の“ハイ”状態

サウナ用語の「ととのう」とは、「体はリラックスしているけど、頭はとても冴えている」という状態になることです。

「ランナーズハイ」や「ゾーンに入る」のような、“ハイ”になる状態の言葉と同じような意味で使われています。

【サウナ→水風呂→外気浴】を行うことで体に適度な負荷がかかり、その結果「ととのう」という一種のハイ状態になります。

ここでは、なぜ「ととのう」という状態になるのか、サウナで起こる体の変化とともに解説していきます。

サウナに入ると興奮状態に

サウナに入ると興奮状態に

サウナに入りたてのころは、サウナの温かさが心地よく、副交感神経が優位(リラックス状態)になります。

ところが、サウナに適度な時間入っていると、次第に暑さからくる負荷によって交感神経が優位(興奮状態)な状態に変化します。

交感神経が優位になると、血中アドレナリン(興奮物質)の濃度が上がっていき、体はどんどん興奮状態になります。

水風呂でさらにアドレナリン上昇

水風呂でさらにアドレナリン上昇

ある程度サウナを満喫した後は、水風呂に入ります。
ウナで交感神経が優位になったところで水風呂に入ると、水風呂の冷たさが体へ更なる刺激となり、より交感神経が活発に。

血中のアドレナリン濃度もさらに上昇し、体の興奮状態も当然高まります。

外気浴で瞬時にリラックス状態へ

外気浴で瞬時にリラックス状態へ

水風呂で交感神経を活発にしたところで、交感神経が優位のまま外気浴をすると、体への負荷が一気になくなります。
すると、体はすぐさまホッとリラックス状態へ。

自律神経は反応が早いため、交感神経が優位な状態から副交感神経が優位な状態へ、一瞬で切り替わるということです。

「ととのう」とはアドレナリン代謝までの2分間

「ととのう」とはアドレナリン代謝までの2分間

外気浴で体がリラックス状態になっても、血中アドレナリンは簡単に減少しません。

血中アドレナリンは、体内を巡り肝臓で代謝されて効果が薄れるため、自律神経ほど素早く反応しないからです。
半減するのに、2分ほどかかるとも言われています。

血中アドレナリンが代謝されるまでの2分間、副交感神経とアドレナリンが共存することで、「体はリラックスしているけど、頭はとても冴えている」という状態に。

これが、サウナ用語「ととのう」の正体というわけです。

「ととのう」と得られる3つの効果

「ととのう」と得られる3つの効果

「ととのう」サウナの入り方をすることで、ただサウナに入るよりも、より効果サウナの効果を実感しやすくなります。

ここでは、「ととのう」ことで得られる、以下3つの効果について解説します。

  1. 湯冷めしにくくなる
  2. 眠りが深くなる
  3. 自律神経が整う

①湯冷めしにくくなる

①湯冷めしにくくなる

サウナに入るだけでも、体は十分に温まります。
ですが、【サウナ+水風呂】をセットにすることで、水風呂で急激に冷えた体を、脳が温めようとします。

結果、サウナで温めながらも、脳からの命令で体を温めようとする作用も働き、湯冷めしにくくなるという効果がプラスされます。

②眠りが深くなる

②眠りが深くなる

「ととのう」サウナの入り方をすると、体の深部体温と皮膚表面の温度とに差が生まれます。

眠りは体温と深く関係があり、体の深部体温が低く皮膚表面の温度が高くなることで、眠りのスイッチがONに。

サウナに入り「ととのう」と、直後は深部体温が高く、皮膚表面の温度が低い状態になります。

そこから、ゆっくりと時間をかけて深部体温が下がり、皮膚表面の温度が高い状態になるため、より深い眠りへと誘われるようになるわけです。

③自律神経が整う

③自律神経が整う

サウナで「ととのう」と、体に大きな負荷がかかるので、自律神経が整いやすくなります。

自律神経は、加齢や日々のストレスで乱れてしまいます。
サウナでは、短時間で自律神経を整えられるので、忙しい毎日を送る人にもおすすめです。

ちなみに、自律神経が整った状態でサウナに入ると、「ととのう」感覚が得られない場合も。
サウナは、自律神経の乱れをチェックするためにも利用できますよ。

その他、サウナに入ることで得られる効果は多数あります。
以下のコンテンツにてご紹介していますので、気になる人はぜひご覧ください。

サウナで肩こり解消?免疫アップ?サウナの健康効果とは

【初心者必見】「ととのう」サウナの入り方

【初心者必見】「ととのう」サウナの入り方

「ととのう」の正体や効果がわかったところで、実際に体験してみたいと思った人は多いのではないでしょうか?

ここでは、より具体的に「ととのう」サウナの入り方についてご紹介します。

「ととのう」サウナの入り方は、以下の手順です。

「ととのう」サウナの入り方
  1. サウナに入る準備をする
  2. サウナに適度な時間入る
  3. 水風呂に30秒~1分程度浸かる
  4. 外気浴を5~10分でリラックス
  5. ②~④を繰り返す(2,3回)

初心者でも簡単にチャレンジできますので、ぜひ試してみてください。

また、サウナに入る時は、下記コンテンツで紹介している「サウナのマナー」も参考に。

【初心者必見!】サウナを楽しむための10のマナー
サウナ初心者向け!サウナに行く前に注意すべきこととは?

1.サウナに入る準備をする

1.サウナに入る準備をする

サウナに入るため、以下の準備を行います。

  • 水分をしっかり摂る
  • 体や髪を洗って水気を拭き取る
  • タオルを最低1枚準備する

特別難しい準備ではありません。
まずは、十分な水分補給をして、サウナ中に脱水症状を起こさないようにします。

普段温泉などに入る時と同じように、しっかりと体や髪を洗って清潔な状態へ。

サウナ内で汗をふき取る用のタオルも、最低1枚準備します。
もし、サウナ施設に備え付けのサウナマット等がない場合は、自分の下に敷くためのタオルと合わせて2枚準備しましょう。

2.サウナに適度な時間入る

2.サウナに適度な時間入る

準備ができたら、いざサウナへ。
時間を目安に入るのも、もちろんOKですが、おすすめは心拍数を確認しながら入る方法です。

心拍数は自律神経の影響を受けやすいため、心拍を計りながらサウナに入ると最も効果的な状態でサウナから出ることができます。

サウナに入ると興奮状態に」のところで、サウナに入ることで体に負荷がかかることを解説しました。
この負荷が、「軽いエクササイズ程度」になる頃が、サウナから出るちょうど良い時間。

個人差はありますが、一般的に心拍が120~130になる頃が、軽いエクササイズをした心拍数と言われています。
BPMが120~130の曲を想像して、そのテンポと心拍数がピッタリになる頃が、サウナから出る目安です。

ただし、「心拍だとわかりづらい!」という人は、5~12分ほどを目安にするといいでしょう。

サウナ初心者は、最初から長時間はいると、体への負荷がかかりすぎてしまう可能性があります。
初心者の場合は、5分程度入って様子を見ることをおすすめします。

3.水風呂に30秒~1分程度浸かる

3.水風呂に30秒~1分程度浸かる

適度な時間サウナに入った後は、汗を流してから水風呂へ入ります。
水風呂へは、30秒~1分程度浸かります。

水風呂へ入る時は、【足先→太もも→上半身】の順に掛水をしてから入ると、入りやすくなります。
キツイと感じる時は30秒を待たずに、さっと水風呂から出ましょう。

4.外気浴を5~10分でリラックス

4.外気浴を5~10分でリラックス

水風呂あとは、体を冷やさない程度に外気浴を楽しみます。

時間の目安は5~10分程度ですが、個人差がありますので「冷えてきたな」と感じたら外気浴を終わりましょう。

「気持ちいい」と思える間は、ゆっくり外気浴をして構いません。
目を閉じて深呼吸をしながら、何も考えず血流や自分の鼓動などに集中すると、瞑想効果もあります。

5.②~④を2~3回繰り返す

②~④を1セットとして、2~3回繰り返します。
最初は3回繰り返しても、「ととのう」という感覚を得られないかもしれません。

何度か挑戦することで、体が徐々にサウナの負荷に慣れてくるので、2~3回で「ととのう」を体験できるように!

回数はあくまで目安ですので、ご自身の体調などに合わせて調整してください。

こんな人は要注意!飲酒後や持病がある場合

こんな人は要注意!飲酒後や持病がある場合

「ととのう」という言葉の意味や、「ととのう」サウナの入り方についてご紹介してきました。
「ととのう」ことで、心身ともにリフレッシュできるため、日々の生活にサウナを取り入れたくなったのではないでしょうか?

手軽に心身のメンテナンスができるサウナですが、サウナを利用するにあったって注意が必要な人も!

ここでは、サウナを利用するにあたって注意が必要な人について、簡単にご紹介します。

飲酒後や二日酔いの人

飲酒後や二日酔いの人

飲酒後などアルコールが体内に残っているときは、腎臓で尿を作ることができません。
つまり、水分だけが体外に放出されることになり、発汗を促すサウナとの相性は最悪。

飲酒後にサウナへ入ると、脱水症状を起こしやすい、とても危険な状態になってしまいます。

アルコールが残っている間は、どれだけ水分をとっても体外へ放出されてしまうため、一度脱水症状になると、中々改善することができません。
飲酒後や二日酔いの時は、サウナの利用自体を避けましょう。

高血圧や心筋梗塞経験者

高血圧や心筋梗塞経験者

サウナは、「軽いエクササイズ程度」の負荷がかかるため、当然血圧上昇や心臓への負荷も免れません。

高血圧や糖尿病、心筋梗塞を患ったことのある人は、体への負担が大きすぎる可能性があります。
特に、「ととのう」サウナの入り方は避けましょう。

体調がすぐれない人

体調がすぐれない人

「ととのう」サウナの入り方は、リフレッシュ効果はありますが、体調が優れない時はかえって悪化させてしまう可能性が。

持病がなく、飲酒後でない場合でも、体調がすぐれないときはサウナの利用を避けましょう。

「ととのう」サウナで心身ともにリフレッシュ!

サウナ用語「ととのう」について解説しました。
心身ともにリフレッシュできるので、「ととのう」サウナの入り方はおすすめです。

特に、短時間で効果を得たい人は、ぜひ「ととのう」サウナにチャレンジしてみてください!

サウナに入る時には、水分補給などの準備も忘れずに。
サウナライフを楽しんでくださいね!


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