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サウナの温度は「種類」でちがう!自分に合うサウナは何度?

約10分
サウナの温度は「種類」でちがう!自分に合うサウナは何度?

サウナ室の「温度」って施設によってバラバラですよね。
サウナの温度は、「サウナの種類」によって大きく異なると言われます。

「ここのサウナ好きだな〜」
「この熱さは苦手だな〜」

人それぞれサウナの好みが分かれるのは、サウナの「温度」「種類」が大きく関係していると言えるでしょう。
気持ちいいサ活(=サウナにいく活動のこと)をするには、自身が「心地いいな」と感じる温度を知ることが極めて重要です。

そこで今回は、サウナの温度と種類について詳しく解説します。
最後まで読み進め、自分に合ったサウナの温度・種類を知りましょう!

サウナはそもそも何度くらいが基本?

サウナの温度は、「40100度」かなり幅広いです。

40~60度前後のサウナは「低温サウナ」
70〜80度のサウナは「中温サウナ」
90100度のサウナは「高温サウナ」

と呼べるでしょう。

温度はサウナの種類によって大きく異なり、

・体感温度
・発汗具合
・カラダのあたたまり方
・サウナ室にいる時間

などに大きな差が出ます。

サウナの種類別!サウナの温度

サウナは大きく

  1. ドライサウナ(湿度が低く、温度が高い
  2. ウェットサウナ(湿度が高く、比較的温度が低い

の2種類に分けることができます。

それぞれ違った特徴や温度を楽しめるのが魅力です!
自分の好みはこのサウナだったんだ!と見分ける際に参考にしてみてください。

①ドライサウナ

「日本の昔ながらのサウナ」といえばこのサウナ。
電気やガスでサウナヒーターが温められるので、ジリジリした熱を感じられます。
【ドライサウナの温度】
・70〜100度と幅広い
・場合によっては100度超えの超高温サウナも
【ドライサウナの特徴】
・【体感】湿度が低く、温度が高い、ジリジリした熱を感じる
・「高温サウナ」「乾式サウナ」とも呼ばれる
・サウナーの間で”カラカラ”と表現されることも

(参考文献:加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,20203月,53ページ)

②遠赤外線サウナ(ドライサウナ)

「コンフォートサウナ」とも呼ばれるサウナ。
遠赤外線の放射がカラダに吸収されることで、カラダの深部が温められます。
銭湯やスーパー銭湯によくみられるタイプ。
【遠赤外線サウナの温度】
・80〜90度前後
・湿度は比較的低め。高いものは35度前後。
(※湿度が低いサウナもあるので、その場合はジリジリとした熱を感じられる)
【遠赤外線サウナの特徴】
・大きなサウナヒーター・ストーブが特徴
・遠赤外線の効果で体が芯から温まる・美容効果も期待できる

【体感】
特殊な蒸発器でしっとりした蒸気+サウナヒーターで「いい熱さ」を感じられる。
(このタイプのサウナが好きなサウナーも多い!)

【遠赤外線サウナがある施設】(※)
・ゆ家 和ごころ 吉の湯
・ひだまりの泉 萩の湯
・改良湯(女子サウナ)
・堀田湯(女子サウナ)
(※サウナイキタイ検索機能調べ)
銭湯サウナに多く見られることが分かります!

(参考:ドラマ「サ道」第3話『杉並の住宅街でととのう』より

③ロッキーサウナ(ウェットサウナ)

ロッキーサウナは、湿度が高い「ウェットサウナ」の一つ。

【ロッキーサウナの温度】
・80〜90度前後
【ロッキーサウナの特徴】
・サウナストーブの上にサウナストーンが山積みになったサウナ(山=ロッキー)
(※METOSの「ロッキーサウナ」を使用している)
・ロウリュ・オートロウリュの蒸気によって温度が上昇

【体感】
対流型の蒸気が発生→カラダに熱が伝わりじわじわと汗が噴き出します。
温度が高くないのでサウナ室が熱すぎず、呼吸がしやすいのも魅力。

【ロッキーサウナがある施設】
・南青山 清水湯(ここのロッキーサウナは格別!癖になる!)


(参考: 工業用ヒーター・電気炉 Matching LA, 『遠赤外線サウナって?』

④ボナサウナ(ウェットサウナ)

サウナベンチの中にサウナヒーターが格納されたタイプ。

【ボナサウナの温度】
・80〜90度前後
【ボナサウナの特徴】
・サウナ室内にストーブがないので室内がすっきりしてる(限られたスペースのサウナ向き)
・格納されたサウナヒーターの熱が上流にいくことでサウナ室全体が温まる
・ヒーターがサウナベンチの中に格納されているので、足元まであたたかい

【体感】
熱すぎず、しっかりカラダが温まる。(足元までしっかりあたたかいので女性にも嬉しい)
サウナ室に入ると「熱めかな」とドライサウナのような感覚を感じるが、案外呼吸もしやすく、サウナ室にも長くいることができる。

【ボナサウナがある施設】
・中目黒 光明泉
・ニューウィング(ボナサームサウナ)
・RAKUSPA神田1010
・由縁別邸代田(男湯)※サウナ室で「サウナストーブが見当たらないな…」と感じたら「ボナサウナ」である可能性が高い!

⑤ロウリュサウナ(ウェットサウナ)

「フィンランド式サウナ」とも呼ばれ、サウナ室内にサウナストーンが置かれたサウナ。
ウェットサウナの中でも比較的温度が高く、カラダの深部を熱と蒸気でしっかり温めることができます

【ロウリュサウナの温度】
・70〜90度前後(ロウリュによってさらに温度上昇!)
【ロウリュサウナの特徴】
・サウナ室内に「サウナストーン」の積まれたサウナストーブがある
・オートロウリュやロウリュサービスがある
・サウナストーンの熱で温度を維持、ロウリュによって湿度を維持するサウナ

【体感】
サウナ室の熱とロウリュの蒸気でしっかり発汗!
最初は「結構温度低めかな」と感じても、5分を過ぎたあたりからじわじわ〜っと汗が噴き出す。
サウナ室から出た後もカラダがポカポカしていて深部からしっかり温まった感覚がある。
「温度と湿度」(=サウナストーブの熱と湿度)のセッティングにこだわりのある施設は格別!!(→スカイスパなど)

【ロウリュサウナのある施設】(※)
・【男性専用】サウナ&ホテル かるまる
・タイムズ スパ・レスタ(男性サウナ)
東京ドーム天然温泉 Spa LaQua(スパ ラクーア)
・草加健康センター(アツアツ)
・スカイスパYOKOHAMA(※セッティングが最高!)
など。

(※サウナイキタイ検索機能調べ)

(参考文献:『サウナ for ビギナーズ 2022』,晋遊舎,20221月,32ページ)

⑥スチームサウナ(ウェットサウナ)

サウナ室内を「蒸気」であたためるタイプ。

【スチームサウナの温度】
・50〜60度前後
【スチームサウナの特徴】
・湿度が高く、温度が低め
・肌や髪に夜ダメージが少ない
・心を鎮める効果が期待できるのでリフレッシュ効果が期待できる
・女性のみスチームサウナが入れる施設がかなり多い
・スチームのパワーが強いと視界が真っ白になることも
・アロマで香りを楽しめるタイプや塩サウナタイプもある

【体感】
湿度が高いのが入っただけでよく分かる。
低温なのですぐにカラダが熱くなることはないが、10分〜15分ほどゆっくりのんびり入るとじわじわっとカラダが温まる。
スチームなこともあり、肌が潤うのも嬉しいところ。

【スチームサウナのある施設】
・【女性のみ】両国湯屋 江戸遊(おすすめ!足元までしっかりあついスチームサウナ!)
・【女性のみ】松本湯(女(足元からしっかりあつい!香りもいい)
・【女性のみ】草加健康センター(塩あり!)
・【女性専用】ルビーパレス・レディスサウナ(スチーム強め!しっかり熱めのスチームサウナ)

(参考文献:『サウナ for ビギナーズ 2022』,晋遊舎,20221月,32ページ)

⑦ミストサウナ

サウナ室内を「ミスト」(あたたかい霧)であたためるタイプ。

【スチームサウナの温度】
・40〜60度前後
【スチームサウナの特徴】
・湿度が高く、温度が低め
・肌や髪にダメージが少ない
・スチームサウナ同様、心を鎮める作用がある
・塩サウナタイプも多い
・熱が苦手な人におすすめ

【体感】
あたたかい霧がサウナ室内に充満しているので、時間が経つと湯船に浸かっている感覚を感じる。
やわらかい熱がちょうど良く、のんびりサウナを楽しみたい時におすすめ。

【ミストサウナのある施設】
・【女性のみ】由縁別邸 代田(おすすめ!香りがとてもいい)
・【女性のみ】タイムズ スパ・レスタ
・【女性のみ】東京染井温泉 SAKURA

(参考文献:『サウナ for ビギナーズ 2022』,晋遊舎,20221月,32ページ)

⑧ケロサウナ(ウェットサウナ)

https://twitter.com/MaihamaEurasia/status/1555356792183730176

最高峰のサウナといっても過言ではない「ケロサウナ」。

ケロとは、

北極圏より北、フィンランドで言うと北部のラップランドという地域で採れる木材のことです。
松の木が立ったまま枯れて、枝や葉が全て落ち、さらに40年以上経ったものをケロといいます。
かなり希少価値が高く、フィンランドでも珍しい木材です。

1年で採っていい量も決められていますし、その量は毎年減っています。そのせいか、ケロを使ってサウナ室を造ることは、フィンランドではとてつもないステータスといわれています。

(引用:SAUNATIME千葉県浦安市 舞浜ユーラシア ケロサウナのひみつ』より)

【ケロサウナの温度】
・70度前後
【ケロサウナの特徴】
・比較的温度が低く、湿度がしっかりある
・ケロサウナ特有の木の香りに包まれる(やわらかい香り)
・呼吸がしやすい

【体感】
かなりマイルドな温度で、じっくりと入れる。
呼吸がしやすくケロの香りがしっかりと分かる。
6分を過ぎたあたりから、じわじわ〜〜っと汗が吹き出し、止まらない!
ケロサウナであれば、上段が苦手な方も挑戦する価値あり!

【ミストサウナのある施設】
・スパ&ホテル舞浜ユーラシア(もはや「ほぼフィンランド」)

サウナ室は「座る位置」で体感温度がちがう!

『日本サウナスパ協会』が推奨する「サウナの上手な入り方ルール」の中には、

慣れていない人は、はじめは低い場所で、次第に高く位置をかえるとよいでしょう。
サウナ室内は低いところで摂氏7080℃、高いところでは90℃くらいになります。

と記されています。

サウナは、座る位置によって体感温度が大きく変わるのです。

サウナ室の熱は上に溜まりやすく、上段にいくほど体感温度はどんどん上昇します。
慣れないうちは、まず下段からじっくり温まるのがオススメです!

ちなみに、私はサウナー歴7年になりますが、サウナ室の上段に座ることはほとんどありません。
下段、もしくは中段でじっくり時間をかけて温まるのが好きだからです。

自分が好きな位置を見つけられると、さらにサウナが気持ちよく感じられます。

(参考元:『サウナの上手な入り方のルール』,公益社団法人日本サウナスパ協会)

自分の好きなサウナ温度を見つけよう!

自分好みのサウナ温度、種類は見つかりましたか?

おすすめは、「このサウナ好きだな」と思った施設をいくつかピックアップし、

・サウナの温度
・サウナの種類

をメモしておくこと!

ちなみに私の場合は、

・80度~90度前後
・ロウリュサウナやロッキーサウナなどの「ウェットサウナ」が好み

です。

カラカラのドライサウナ、高温サウナは少々苦手。
自分の好みがわかっていると、サウナ選びにも迷いません!
(もちろん実際に入ってみないとわからないことも多いですが…)

ぜひ自分好みの温度と種類を見つけて、心地いいサ活にしましょう!


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