サウナ前の食事ってOK？サウナの後にご飯がおいしくなる理由

サウナ前にご飯に行こうと思っている方、ちょっと待ってください！
サウナ前の食事は身体にいい影響を与えないだけでなく、サウナ後に食べる「サウナ飯」の魅力を半減させてしまいます。

今回は

・サウナ前に食事をとるべきでない理由
・サウナの後はご飯が美味しく感じられる理由

をサウナ歴7年・サウナスパ健康アドバイザーの筆者が詳しく解説します！

サウナ前の食事はNG！その理由とは？

サウナ前の食事は【消化不良】の原因となることからおすすめできません。
特に満腹状態でのサウナは気をつけましょう！

食後は食べ物を消化するために胃腸・消化器官に血液が集中します。
しかし、サウナに入るとカラダがあたためられ、全身の血流が良くなります。
つまり、食べ物の消化に必要な血液が消化器官にしっかり行き渡らず、消化不良を引き起こしてしまうのです。

これはわたしの経験談ですが、満腹状態のサウナはリフレッシュ感が薄まる気がしました。
お腹がいっぱいだとなんだかカラダが重く、サウナにも集中できません…。

食後にサウナに入りたい場合は「1～2時間」カラダを休めてからにしましょう。
どうしても何か食べたい場合は、軽いおやつ程度にとどめておくのがおすすめです。

サウナ前の飲酒は絶対にNG！

サウナ前のお酒、これも食事同様にNGです。
一番の理由は【脱水症状】を引き起こす原因になるからです。

お酒を飲むとアルコールの利尿作用から脱水症状を引き起こしやすくなります。
アルコールを分解するためには水が必要となり、そもそも脱水しやすい状態にあるのです。
そのような状態の中、サウナでたくさん汗をかけば確実に脱水症状になりますよね。

十分な水分をとらないままサウナに入ると、脱水し、血圧が急激に下がります。
血圧が下がると、脳内にしっかり血液が行き渡らずめまい・ふらつきなどの症状が引き起こります。

つまり、サウナ前の飲酒は命を危険にさらす可能性があるのです。
サウナ前の飲酒は絶対にやめましょう！

サウナ後のごはんが非常においしい理由

「サウナの後ってなんだかお腹がすく…」
「いつもよりごはんがおいしく感じられる…」

こんな経験ありませんか？
実はサウナ後のご飯が美味しいのにはしっかりとした理由があるんです！

①胃腸の調子がととのうから

サウナは目には見えない「内臓」の調子をととのえてくれる効果が期待できます。
カラダの芯までしっかりカラダをあたため、全身の血流を良くしてくれるからです。

血流が良くなるとカラダの隅々まで栄養が行き渡り、食事に密接に関わる「胃腸」の調子もととのいます。

サウナの後お腹がすくのは、胃腸の調子が活発になった証拠。
つまり、全身の血流が良くなった証拠でもあるのです！

②味覚が鋭くなるから

サウナに入ると、カラダのあらゆるセンサー的な役割を担う「頭頂葉」が活性化すると言われています。
頭頂葉が活性化すると感覚の一つである「味覚」が鋭くなるため、いつもより味が濃く感じられるのです。

以前、個室サウナでアイスキャンディを食べる機会があったのですが、いつもよりもフルーツの味が非常に濃く感じられました！（※たまプラーザのROKUSAUNAの無料アイスキャンディサービス）

繊細な味までしっかり感じられることから「ご飯がおいしい」と感じるのでしょう。
サウナ後の食事は非常においしいので、サウナーの間で「サウナ飯」と呼ばれるほどです！

一方で、おいしいがゆえにいつもよりも食べ過ぎてしまう…という方も！
ダイエット中の方や食事制限がある方は注意が必要ですね。