サウナを楽しむ人はたくさんいますが、その一方で「自分はサウナに入ってもいいのかな?と迷う人もいるでしょう。
今回の記事では、こんな人はサウナに入って大丈夫?という疑問に答えつつ、注意点などもまとめました。
- 汗をかきづらい体質の人
- ペースメーカーを使用している人
- 妊娠中の人
- 授乳中の人
- 高血圧の人
- 肌荒れが気になる人
- 10歳未満の子供
汗をかきづらい体質の人
サウナといえば「汗をかくところ」とイメージする人も多いでしょう。
しかし、普段からあまり汗をかかないという体質の人は、サウナに入ってもなんとなくすっきりしない気持ちになってしまうかもしれません。
汗をかきづらい体質の方がサウナに入る時は、以下のポイントに注意してみましょう。
- 水分補給をしっかりとする
- 普段から軽い運動を心がける
- サウナに入る前に湯船で体をあたためる
体の中の水分が足りないと、自然と発汗しづらくなります。汗をかきやすくするためには、サウナに入る前にたっぷりと水分補給をしておきましょう。
また、体が冷たい状態でサウナに入ると、体全体が温まるまでに時間がかかってあまり汗をかけません。
先に湯船に浸かって温めておくことで、血流が良くなって毛穴も開き、発汗しやすくなります。
ペースメーカーを使用している人
心臓を正常に動かすためのペースメーカーを使用している人には、いくつか禁忌事項があります。
電気風呂などはその一つで、体内に電気が流れるとペースメーカーの誤作動につながる場合があります。
しかし、温泉やサウナ、岩盤浴の場合は、ペースメーカーを使用していても問題なく使用できます。ただし、体が温まって心拍数が上がりすぎると心臓に大きな負担がかかってしまうため、長く入りすぎるのは禁物です。
不安な方はかかりつけのお医者さんに確認するようにしましょう。
妊娠中の人
妊娠中の高温サウナは基本的に控えましょう。
特に、妊娠初期は体調が変化しやすく、体が温められることで体調不良やめまいを起こす場合もあります。万が一出先で倒れてしまった場合は、助けられるのが遅れて母子ともに危険にさらされるかもしれません。
また、お腹が大きい妊娠後期も足元が見えづらくなって転倒のリスクが増したり、突然の破水や陣痛の可能性が生じたりすることがあります。
サウナ好きの妊婦さんには辛いかもしれませんが、体調を第一に考えてなるべくリスクを避けて過ごしましょう。
授乳中の人
妊娠中の場合と異なり、授乳中のサウナはそれほど注意する必要はありません。もちろん体調が悪いときは控えた方が良いですが、体調が良い時は普段通りサウナを楽しめます。
サウナには体を温める効果やリラックス効果もあるので、育児のリフレッシュになるかもしれません。
ただし、産後すぐは体が出産前の状態に戻っていないため、急な体調不良を起こす可能性もあります。
サウナに入る時は、体調が万全の時にしておきましょう。
高血圧の人
血圧が高い人や、血管系に疾患を抱えている人は、サウナはNGです。高温のサウナ室では一気に体温が上がり、血管に負担がかかりやすくなります。
もちろんサウナ後の水風呂も、急激な温度変化によるヒートショックが起こる危険性が増すため危険です。
どうしてもサウナに入りたい場合は、低温のミストサウナなどの方が良いですが、その場合もお医者さんに確認を取るようにしましょう。
肌荒れが気になる人
肌荒れや肌の乾燥が気になる人の場合、傷があるなどの状態でなければサウナに入っても大丈夫です。
ただし、ドライサウナの場合は肌や髪が乾燥しやすいので、サウナハットやタオルなどで肌が露出しないように気をつけましょう。
なるべくなら湿度の高いミストサウナやフィンランドサウナの方がおすすめです。
正しくサウナに入ると、交感神経と副交感神経のバランスが整えられることで肌のバリア機能が正しく働くようになり、
10歳未満の子供
小さい子供と一緒にサウナに入る場合も注意しましょう。
子供はまだ自律神経が整っていないため、急激な温度変化に体が対応できずに体調不良を起こす危険性があります。
特に、6歳以下の子供の場合は、血圧が急激に低下してしまうことも考えられるため、連れてサウナに入るのは控えた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、「こんな人はサウナに入っても大丈夫?」という疑問をまとめて解説しました。
体質や体調は人によって異なるため、サウナを利用する際は自分のペースで無理なく楽しむようにしましょう。
高温のサウナが体に負担をかけてしまわないか心配な方は、低温のサウナや温泉などを楽しむようにするのをおすすめします。