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サウナでやせるのウソ・ホント!サウナの「ダイエット効果」を分かりやすく解説します

約7分
サウナでやせるのウソ・ホント!サウナの「ダイエット効果」を分かりやすく解説します

サウナに入ればやせられる……?

サウナでダイエット効果が期待できるか否か……気になる方は非常に多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サウナとダイエットの関係性について徹底的に解説します!

・サウナにダイエット効果があるか気になる方
・ダイエットにサウナを活用したい方
・論理的にサウナとダイエットについて知りたい方

は必見です。

【結論】サウナにダイエット効果はある!ただし…

結論からお伝えすると、サウナは痩せやすいカラダをつくることが可能です!

ただし「サウナ=すぐに痩せられる」という解釈は大きな間違い。「サウナだけじゃ痩せない」「サウナはダイエット効果がない」という声があるのは、この点を勘違いしているからかもしれません。

「サウナ=痩せる」ではなく「サウナ=痩せやすいカラダをつくれる」が正解です。即効性はなく、あくまで長期的に見て痩せやすいカラダをつくってくれるものです。

ここからは、サウナが痩せやすいカラダつくり=長期的なダイエットに効果が期待できる理由を解説します。

サウナで痩せやすいカラダをつくれる理由

「サウナ ダイエット」で調べてみると、サウナとダイエットの関係性の記事が出てくると思います。ここでは、どの記事よりもわかりやすく、サウナがダイエットにつながる3つの理由を解説します。

①むくみが取れるから

みなさんは「むくみ」の原因をご存知でしょうか。特に飲み過ぎ、食べ過ぎた次の日のむくみに悩む方が多いのではないかと思うのですが、その原因となるのが「塩分の摂りすぎ」です。

塩分を摂りすぎてしまうと、塩分を薄めようと体内の水分量が増えます。(←これが”むくみ”の正体)
サウナに入ると大量の汗とともに、体内の塩分・水分が排出されます。その結果、余分な塩分が抜けていくのでむくみ解消効果が期待できるのです!

つまり、定期的にサウナに入りむくみを解消することで、シュッとしたシャープな印象を継続できると言えるでしょう。

【まとめ】

汗とともに余分な塩分・水分が排出むくみの解消シュッとしたシャープな印象を継続できる

②代謝が上がるから

基礎代謝という言葉、聞いたことありますよね。基礎代謝とは、活動せずとも勝手に消費されるエネルギーのこと。年齢とともに基礎代謝は下がるため、太りやすく痩せにくいカラダへと変化します。

つまり逆を取れば、代謝が上がると1日に消費されるエネルギーが増加し、太りにくく、痩せやすい体がつくれるということです!

『医師が教えるサウナの教科書』という書籍の中に

『サウナに入ると甲状腺ホルモンが増えるので代謝が上がり、痩せ体質になる』
(引用元:加藤容崇著,医師が教えるサウナの教科書,ダイヤモンド社,20203,53ページ)

と書かれた一節があります。

甲状腺ホルモンとは、のど仏の下にある「甲状腺」から分泌されるホルモンのこと。甲状腺ホルモンは「脂肪」「糖分」を燃焼させてエネルギーをつくり出し、全身の代謝を促進する働きがあります。

サウナに入ってカラダがあたたまる甲状腺ホルモン活性化代謝が上がるという仕組みです。

代謝が上がると消費エネルギーが増加します。肥満の原因となる「糖質」「脂質」をすぐにエネルギーへと変えることができるため、脂肪がカラダに蓄積しづらくなるのです。結果、サウナに入り代謝が上がることで【太りにくく、痩せやすい体質】を手に入れらます!

(参考文献:加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月)

【まとめ】

サウナで甲状腺ホルモンが活性化代謝アップ→代謝が上がると消費エネルギーが増加=痩せやすいカラダへ(長期的に)

③HSP&痩せ体質細胞が活性化されるから

カラダを温めると増加すると言われる「ヒートショックプロテイン(=HSP)」をご存知でしょうか。

HSPとは、熱による刺激を受けることで活性化するタンパク質のこと。熱刺激によって増加するHSPは、脂肪燃焼を助けダイエット効果を高める「褐色脂肪細胞」を活性化する働きを持ちます。

「褐色脂肪細胞」は、別名「やせ体質細胞」と呼ばれるもの。脂肪を分解し燃焼させる働きをしてくれる細胞で、カラダの体温が下がった際に蓄積している脂肪を燃やしエネルギーに変えてくれます

褐色脂肪細胞は「低い温度」で活性化します。そうです、サウナには欠かせない水風呂!サウナ→水風呂の交互浴をくりかえすことで、やせ体質細胞が活性化のスイッチが入り脂肪を分解→燃焼する効果が期待できます。

(参考記事:『エネルギーを燃やす褐色脂肪細胞って?』,Dole)
(参考記事:『細胞を活性化させて痩せやすい身体を作る』,カラダドクター)

【まとめ】

サウナの熱でヒートショックプロテイン(HSP)というタンパク質が活性化

HSPには脂肪燃焼を助ける「褐色脂肪細胞」を活性化してくれる(別名:やせ体質細胞)

褐色脂肪細胞は、カラダの体温が低くなると蓄積している脂肪を燃焼する

サウナ→水風呂の交互浴で「褐色脂肪細胞」のスイッチがON。
脂肪を分解、燃焼する効果が期待できる

サウナがダイエットに「逆効果」と言われる理由

ネットで「サウナ ダイエット」と検索してみると「逆効果」「意味ない」という言葉が出てきます。
継続してサウナに入れば、太りにくく、やせやすいカラダを作れるのですが、なぜそんなネガティブなイメージがあるのでしょうか。

考えられる理由を3つ紹介します。

①サウナ後は体重が減っているから

「サウナ後、体重計に乗ったら体重が減っていた!」

そんな経験ありませんか。これこそ「サウナダイエット 意味ない」と言われる理由です。

サウナ後に体重がストンと落ちているのは、カラダの水分が汗によって排出されたからです。
つまり、実際のところ体重は減っておらず、水分補給すれば元の体重に戻るのです。

まさにサウナドリーム!笑

サウナ後の体重を見て、その後食べ過ぎ、飲み過ぎてしまえば体重はもとよりプラスに……。
サウナ後の体重は水分が抜けただけ!覚えておきましょう。

②カロリー吸収率が上がるから

サウナ直後はカロリーの吸収率が上がることも、「サウナダイエットは逆効果」だと言われる理由のひとつ。サウナの後はリラックス時優位になる副交感神経が働くためです。

副交感神経が優位になると眠くなる、体温が下がる、加えて消化管がよく働くようになります。つまり、サウナ後は消化・吸収が効果的に行われる状態。サウナの後にカロリーの高いものを食べれば食べるほど、良くカラダに吸収されてしまうので、かえって太ってしまうことに繋がります。

③サウナの後のご飯が美味しいから

サウナ後はカロリーの吸収率が上がるのに加えて、サウナ後はいつもよりもご飯が美味しく感じられます。これは、全身の血流が良くなったことで内臓の動きが活性化され、食欲が出てくるためです。

さらにサウナの後は、脳内もリフレッシュされいつもよりも味覚・嗅覚・聴覚などあらゆる感性が敏感になっている状態。いつもよりも食事がより美味しく感じられ、つい食べ過ぎてしまう……なんてことも。

サウナがダイエットに効果がないと言われる理由は、カラダの仕組み的に食欲が出てきてご飯が美味しくなるから、という非常にハッピーなものでした!

サウナでダイエットしたいなら継続が大切

サウナを上手に活用すれば太りにくく痩せやすいカラダを目指せます。ただし大切なのは、継続することです。サウナのダイエットに即効性はありません。サウナはあくまでも「痩せやすいカラダがつくれる」というものです。

サウナ後はいつも以上にご飯が美味しいですし、カロリー吸収率もアップしている状態。自己管理が高くなければ、結局食べ過ぎてしまう可能性もあります!

サウナはあくまでも長期的に健康的なカラダをつくるという目的で活用するのが丁度いいのかもしれません。サウナに入れば、自律神経がととのい、安眠効果も期待できます。

ぜひサウナで健康的なカラダを目指しましょう。

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