サウナで利用する、サウナハット。
頭部をサウナの熱から守り、より快適にサウナを楽しむための便利アイテムです!
大量に汗をかくサウナで使用するため、お手入れを万全にして、清潔にしておきたいですよね?
そこで、今回はサウナハットのお手入れ方法を伝授します!
サウナハットの基本素材は、洗濯の難しい「ウールフェルト」や「リネン」、「タオル地」など様々です。
お手入れ方法を間違えると、使えなくなってしまう場合も……。
【素材別】のポイントを抑えて、バッチリお手入れしちゃいましょう!
サウナハットの詳細は、以下コンテンツで紹介しています。
気になる方はご覧ください。
サウナハットのお手入れ頻度は?
サウナハットをお手入れするにあたって、まず一番に知りたいのは、「お手入れの頻度」ではないでしょうか?
「汗をかくし、毎回洗わないといけないのでは?」と考える方は、少なくないはず。
じつは、サウナハットの素材によって、洗う頻度は違うのです。
また、素材によってサウナハットのお手入れ方法も変わります。
以下、素材別の手入れ方法を簡単にまとめてみました。
洗う頻度 | 普段の手入れ | 洗濯方法 | |
---|---|---|---|
ウール フェルト |
臭い・汚れが気になったら | 陰干し 乾燥 |
手洗い |
リネン | 使用毎 | 洗濯 | 洗濯機 (ネット使用) |
タオル地 | 使用毎 | 洗濯 | 洗濯機 (ネット使用) |
こちらをもとに、より具体的な手入れ方法について解説していきます。
ウールフェルトのお手入れは陰干しが基本
ウールフェルトを使用したサウナハットは、毎回洗う必要がありません。
なぜなら、ウール自体に抗菌・免疫機能があるからです!
また、撥水性も高いため、汚れが付きにくいという特徴も。
臭いの原因菌が繁殖するのを抑える働きがあり、汚れもつきにくいので、使用するたびに洗う必要はありません。
普段のお手入れ方法
ウールフェルトのサウナハットは、使ったら風通しの良い平らな日陰で、しっかりと乾燥させます。
乾燥させることで、ウール本来の抗菌・免疫機能が働くため、臭いなどを防ぐことが可能です。
型崩れやちょっとした臭いが気になる場合は、アイロンのスチーム機能を使いましょう。
スチームをサウナハット全体にまんべんなく当てることで、ウールの膨らみを取り戻し、臭いなどを除去してくれます(※型崩れの修正には限度があります)。
どうしても臭いや汚れが気になった時は、【手洗い】します。
ウールフェルトの手洗いで用意するもの
- サウナハットが入る大きさの容器
- 40℃以下の水
- 脱水用のタオル
- 中性洗剤(汚れがひどいとき)
ウールフェルトの手洗い手順
- 容器に水を入れ、サウナハットを浸す
※ 洗剤を使う場合は、先に水へ溶かしておく - 10~20回程度、“優しく”押し洗いする
※ 洗剤を使う場合は、泡が消えるまですすぐ - タオルでサウナハットを挟んで脱水する
- 平らな場所で陰干しする
ウールフェルトを洗うときのポイント
ウールフェルトのサウナハットを洗うポイントは、【優しく】扱うことです。
力強く洗ってしまうと、型崩れの原因に……。
脱水時も、サウナハットを絞らずタオルで押さえるように脱水すると、型崩れを防止できます。
洗うときに使用する水も、必ず40℃以下のものを用意しましょう。
ウールの特性上、熱いお湯で洗ってしまうと縮みの原因になるため、水の温度も要注意です。
洗剤を使って洗う場合は、必ず「中性洗剤」を用意してください。
「アルカリ性洗剤」を使うと生地が傷みやすくなるため、縮みや型崩れが酷くなる恐れがあります。
リネンのお手入れは洗濯機を使ってOK
リネンのサウナハットは、ウールフェルトのサウナハットと違い、使用毎に洗濯してOK。
リネンは、水にぬれることで強度が上がる特性があるため、むしろ洗濯をしながら使い込むことで味が出る素材の1つです。
ウールフェルトのように繊細な素材ではないため、基本的に洗濯機を使用して洗うこともできます。
ただし、より長く愛用したいのであれば、手洗いがおすすめです。
また、サウナハットによっては、洗濯機NGとしている場合が……。
洗濯機を使う場合は、手持ちのサウナハットについている洗濯タグを確認の上、使用してくださいね。
手洗いする場合は、【ウールフェルトの手洗い手順】を参考にしてください。
普段のお手入れ方法
リネンのサウナハットは洗濯が基本です。
洗ったら直ぐに干して乾かし、シワやカビを防ぎましょう。
万が一縮んでしまった場合は、トリートメント(コンディショナー)を使うと、もとに戻せる可能性が!
トリートメントを溶かした水に1時間ほどつけてから干すと、繊維の絡みが取れるため、リネンの縮みを軽減できます。
リネンの洗濯で用意するもの
- 洗濯ネット
- 40℃以下の水
- 中性洗剤(漂白剤NG)
- 太めのハンガー(ハンガーループがない場合)
リネンの洗濯手順
- サウナハットを洗濯ネットに入れる
- 洗濯機の「おしゃれ着コース」で洗う
※ メーカーによって名称が異なる - ループをひっかけるか、太めのハンガーにかけ、陰干しする
リネンを洗うときのポイント
リネンは濡れたまま放置すると、すぐにシワになってしまいます。
洗濯が終ってからできるだけ早く干すのが、シワを付けない1番の方法です。
また、水の重さでシワが伸びるので、洗濯機の脱水機能を使うときは1分程度でOK。
リネンは、紫外線に当たると色褪せしやすくなるため、干すときは必ず陰干しします。
熱でリネンが縮んでしまうため、乾燥機は絶対に使用しないでください。
洗剤を使用する場合は、「漂白剤」の入っていないものを使いましょう。
漂白剤が入っていると、リネン特有の色が落ちてまだら模様になってしまう可能性があるため、注意が必要です。
また、「アルカリ性洗剤」ではなく「中性洗剤」を使用することで、生地の傷みを軽減できます。
タオル地のお手入れは普段通りの洗濯で
タオル地のサウナハットは、基本的に普段通りの洗濯と同じ方法でお手入れ可能です。
洗濯機で洗うことはもちろん、サウナハットによっては乾燥機が使えるものも!
普段使っているタオルと同じように洗濯できるのが、タオル地でできたサウナハットの魅力です。
長く愛用したい場合は、リネンと同じように手洗いがおすすめ。
こちらも、手洗いする場合は、【ウールフェルトの手洗い手順】を参考にしてください。
普段のお手入れ方法
タオル地のサウナハットも、お手入れの基本は洗濯です。
タオル地特有のパイルが傷まないよう、洗濯ネットを使って洗います。
パイルが飛び出たときは放っておかず、必ずハサミでカットしてください。
タオル地の洗濯で用意するもの
- 洗濯ネット
- 中性洗剤(漂白剤、蛍光剤NG)
- 柔軟剤(タオル地が固くなった時)
タオル地の洗濯手順
- サウナハットを洗濯ネットに入れる
- 通常通り洗濯を行う
- 洗濯後のサウナハットをバサバサと振る
- 風通しの良い場所で陰干しする
タオル地を洗うときのポイント
タオル地のサウナハットを洗うときは、できるだけたっぷりの水で洗うことで、毛羽立ち防止になります。
また、タオル地は吸水性が良いので、汚れを十分に洗い流すためにも、特にすすぎの水は多めに使いましょう。
洗剤は、「漂白剤」「蛍光剤」などが入っていない「中性洗剤」がおすすめ。
漂白剤や蛍光剤は、毛羽立ちや色ムラの原因になってしまいます。
タオル地のふわっとした肌触りを保つためには、干す時にバサバサと振って、パイルに十分空気を含ませましょう。
柔軟剤を使用してもふんわり仕上がりますが、柔軟剤はその特性から、タオル地の吸水性を損ねる可能性が……。
「タオルが固くなってきた」と感じる時にだけ柔軟剤を使用すると、より長くタオル地のサウナハットを愛用することができますよ!
サウナハットは素材別のお手入れで長く使おう!
サウナハットのお手入れ方法は、使用されている素材によってお手入れ方法を変えることで、より長く愛用できるようになります。
手持ちのサウナハットがどんな素材で作られているのか、しっかり確認したうえで、素材に合ったお手入れをしましょう!
最近のサウナハットは、紹介した素材以外にポリエステルなど、機能性素材を使っているものもあります。
機能性素材のサウナハットも、洗濯表記などを確認して表記に合ったお手入れをすることで、より長く愛用できますよ。
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