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サウナでかく汗の量ってどのくらい?汗が出ない人は要注意かも

約5分
サウナでかく汗の量ってどのくらい?汗が出ない人は要注意かも

「サウナに入る前後では必ず水分補給を!」
「サウナは”脱水症状”に注意!」

そんな張り紙を見たり、注意喚起のフレーズを耳にしたりしませんか?
実はこれ、サウナでかく汗の量に関係しているんです。

サウナに入ると実際どのくらいの汗をかくのでしょうか?

サウナでかく汗の量は1回300〜400ml!

日本サウナスパ協会によると、

1回のサウナ浴で出る汗の量は約300~400ミリリットル(※)
(引用元:「なぜサウナは健康によいのか」日本サウナスパ協会

と言われています。

数字だけ見てのあまりピンとこないですよね。
そこで計量カップで計ってみた400mlがこちらです!

結構な量だな〜と感じたのは、わたしだけではないはず!笑

手に持ってみると、結構な水分の重さを感じます。
もちろん汗の量は個人差がありますが、1回のサウナでここまで体内から水分が出ていたとは正直驚きです。

また、「サウナは3セットが基本」という言葉があるほど、何度かサウナ・水風呂・休憩をくりかえします。
1回のサウナで300mlの汗をかいたとすれば、3セットで900ml。
約1000ml(1ℓ)の汗をかいている計算です。

「サウナの後は水分補給!」と強く言われる理由がよくわかりますよね。

(※)1回のサウナ浴=8分~12分(サウナスパ協会が発表する「サウナの基本的な入り方」より)

他の運動はどのくらい汗をかく?

「サウナでかく汗の量はわかったけど、それって他に比べると多いの?少ないの?」
そう感じる方は多いのではないでしょうか。

そこで、他の運動や生活の中で排出される「汗の量」を調べてみました。


・入浴 400ml(43度/
7~10分)
・睡眠 500ml29度/8h)
・通勤 200ml27度/1h)
・ウォーキング 250ml(27度/1h)
・フルマラソン
 3000ml(参考:“シーン別”汗をかく量は?」ポカリスエット)
(参考:「汗によって失うものは、大きい。」Gazelle)
サウナ1回と入浴10分でかく汗の量はほぼ一緒。
ですが…この場合43度の湯船に入浴10分ほど浸かる必要があります。…結構大変に感じませんか。
そうやって考えるとサウナは効率的に汗をかけるのかもしれません。

そもそも汗をかくって何がいいの?

サウナスパ協会によると、1回のサウナ浴で十分な汗のもたらす健康・美容効果が期待できるそうです!

1回のサウナ浴で出る汗の量は約300~400ミリリットルですから、汗のもたらす健康・美容効果が十分に得られます。

サウナで汗をかくことで、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。

①肌を綺麗にする

サウナに岩盤浴、ホットヨガ…「汗をかくこと=美容にいい」と考えるのは普通のこと。
汗が肌の表面や毛穴の汚れを洗い流してくれるので、肌がきれいになると言われています。

また、汗をかくこと=体を温める=血流が良くなると、新陳代謝が活発になります!
新陳代謝が良くなる=古いものが新しいものに変わることなので、肌をきれいにする効果が期待できるわけです!

②体内の老廃物を排除

過剰な塩分や有害な重金属など、体に溜まった老廃物を排出するのも、汗の役割!
汗をかくと「デトックス」になると言われるのは、それが理由です。

③体温を調整する

汗には体温を調整する役割もあります。
運動で体温が上がった体を、クールダウンするために汗が噴き出します。

現代人は、夏は冷房・冬場は暖房と外部の温度に甘やかされています。
夏バテや熱中症、季節の変わり目に風邪をひく…などの症状は、体内の体温調整機能が鈍っているから。

サウナに入り、暑い・寒いを繰り返すことで、強制的に「体本来の機能を呼び覚ます効果」が期待できると言われています。

サウナに入っても汗が出ない人は要注意!

久々のサウナで「汗、全然出ないなぁ」という経験ありませんか?
もしかするとそれ、原因はこの3つかもしれません!

①体内の水分が足りていない
②体温調整の機能が衰えている
③筋肉量が低下し体温が上がりづらい

まずはしっかり水分をとることが大切。
サウナ
前後で十分な水分補給を。

そして体温調整機能が衰えているのは、日頃冷房や暖房の中で生活することが多いから。
自分で体温を調整せずとも快適な温度の中で生活しているので、体温調整機能が鈍っているのです。

サウナと水風呂で熱い・寒いをくりかえし、体温調整機能のスイッチを強制的にオンするといいですよ!
サウナが熱すぎる場合は、銭湯での温冷交代浴もおすすめです。

そして最後に、筋肉
筋肉量と汗は密接な関係にあります。
筋肉のエネルギー消費量が足りないと、汗は出てきません。
日常生活から体を動かすことを意識し、筋肉量が上がると代謝もアップします。

代謝が上がると自然と汗が出るようになるはず!

汗をかくことは、

①肌を綺麗にする
②体内の老廃物を排除
③体温を調整する
いいこと尽くしなので、汗が出ないなと感じたら十分に対策しましょう。

サウナで体内からかなりの水分が失われる!

「サウナは水分補給が大切」

頭ではわかっているのに、サウナの心地よさに夢中になってしまうと、水分補給をおざなりにしてしまう方もいるはず。
(わたしも稀にあります)

サウナに入れば体内の水分が多く失われ、汗となり、体外へ排出されます。
自分の感覚以上に水分が失われているんです。

何度も繰り返しますが、サウナに入る際はしっかり水分補給を!
そして、サウナで気持ちよく汗をかいていきましょう!

 

(参考元:​​『サウナスパ・健康アドバイザー公式テキスト 知っておきたいサウナスパの健康知識』,公益社団法人日本サウナスパ協会発行,20143月,18-19ページ)


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